
Lien <リアン> 代表
- Mentor
- Learning Core 講師
3rd-NET PLANNING 代表
- Planner
- 3rd-NET Producer

プロフィール・これまでの歩み
21世紀の幸福論の追求 から HARM to HARMONYの具現化へ
岐阜県出身。高校の情報処理科を卒業し、地元の精密加工部品会社で品質管理(ISO/TQC)、生産管理(システム管理/外注購買係)などの職務に従事し4年で退職。在職中に触れたオーセンティック・バーに漂う空間と時間に憧れ、調理師専門学校に通いなおし、出身地である岐阜県大垣市に24歳でBAR Lien<リアン>を開業。
「オーセンティックなバーとは何か」を突き詰めた結果、茶室の世界観や西洋の修道院や教会に着想を得て、「禅」を参考にしたマン・サービスを想起した。その静謐な雰囲気の中で、自然と来店してくださる方の相談を受ける事が増え、カウンセリング資格を取得。毎年、口コミだけで業績も前年比120%を更新し続けるお店だった。
顧客に経営者の方が多かったため、ビジネス・コンサルティングの勉強も重ね、チームビルドや次世代経営者育成プロジェクトなどにも関わるようになった。バーテンダーがもつ「察する力」や「汲む力」を体系化していきながら、感情反応の解析と可視化に定評があり、個人や法人問わず「人の心」に特化した相談件数が増えていく。
「魂を救う1杯」という城アラキ氏の漫画「バーテンダー」に感銘を受け、それを真剣に自身も求める中で、「心の状態と経済活動」を模索しながら、書籍や講演会、セミナーなどに通って「21世紀の幸福論とは何か」を追い求めるようになる。
そんな中、動物占いの開発者の前田知則氏に出会い、リアリティ・エンジニアリング(RE:Reality-Engineering)という「いのちを取り扱う生成手法(生命工学的手法)」や本体論(存在論/Ontology)的なアプローチを5年かけて専門的に学ぶ。
前田氏のもとで私塾という形で学びを進めならも、自身も実際に様々な方の人生に直接対話して関わる中で、「人間の悩みの9割は <Helth(健康)> <Ambition(夢、努力、目標対象)> <Rrelation(人間関係)> <Money(お金)> に集約されている」というメンタリストのDaigo氏の書籍の一文にヒントを得て、それらの悩みの頭文字をとった「HARM」から「HARMONY」にいくにはどうしたらいいのかということに自分のテーマがうつっていった。
HARM to HARMONYを形にするために ― Authentic-Approachの開発
現代人の幸福観が、HARMという現象の壁で遮られているならば、本体論(存在論/Ontology)的なアプローチによって「HARMONY」の糸口が見えてくるかも知れない。と、これまでの現象論的な解釈から、本体論(存在論/Ontology)的な解釈に世界観を再構築していく研究開発プロセスがはじまった。
多様な価値観の中で、持論の展開だけにもならず、また異なる理論も尊重しながらも、矛盾なく統合してつなげていくためには、「位相観法(Topology)」の感得が重要なカギになると直感し、人間の営みを、多次元的立体的に捉えることを、目の前のクライアントのニーズやリアリティを中心に実践を重ねながら研究を深めていくことにした。
それら実生活の悩みに対して、前田氏のもとで教わった本体論(存在論/Ontology)を基本のOS(Operation System)としながらも、よりわかりやすく置換できないか、各種世界の存在論に加え、心理学、社会学、哲学、宗教など幅広いジャンルを独学で学び続けた。
途中、位相的な解析の一つの研究成果として、「なぜ、悩み多き人は占いなどに安易に走ったり、運命論を信じるのか」というBAR時代の疑問に対して、現代の時間や空間の原理や法則と、古来から伝わる多世界の占学を統合化する過程で、いくつか、「位相的に観るとはどういうことか」を数種類のフレームでより再現的に誰もが使える形に落とし込むことができた。
本体論(存在論/Ontology)と現象論をつなぐ「位相フレーム」が開発できたことにより、より、「人間の心や意識の在り方と現象の再現的相関性」を実業の中で活かす機会が増える。クライアントの各種「HARM」に対する反応に対し、「対話からのリアリティ解析」「活動の全景俯瞰」「ピンポイント・フィードバックによるクリティカル・アクションの提示」を活用し、本体論(存在論/Ontology)的な解釈による「生命そのものの原理」から観た本質的な価値創造を支援するようになる。
相談実績はこれまで述べ13,000人以上にのぼり、その対話経験とクライアントの状態解析から「HARM to HARMONY」に至るプロセスを体系化した「Authentic-Approach」(オーセンティック・アプローチ)を確立して、現在に至る。
2018年より、事業所を岐阜から静岡に増設し、私塾という形(Learning Core System)で、Authentic-Approachに基づいて、HARM to HARMONYを展開できる人たち=「統合的な意識にたち、調和へと促せる存在」=「TENDER」の育成支援を行いながら、新しい時代のコミュニティ「3rd-NET」を監修している。
新たに立ち上げた3rd-NET PLANNINGでは、「組織の有機化―次代への切り替え」と「TENDERの社会事業/創業支援」をメインテーマにコンサルティングの相談やアドバイザーとしての顧問契約をいただきながら、塾生を中心に調和した社会づくりを形にするために活動している。
一般のビジネスコンサルティングや、セラピスト、カウンセラーと言った方々の専門性も保持しつつも、それらを統合的に必要としたケースや、高度人材育成やスタッフ教育における相談を多く受けます。
経済化された社会の材料の一つとしての「人材」ではなく、個々の力が創造的に発揮され、それらが組織としてしっかりと機能する育成環境作りの具体的なノウハウ、自然な仕組みをつくるまでのプロセスサポートに関わっています。
顧問相談として、第二創業期における新しい事業の柱であったり、コア・コンピタンスの再発掘に特化した特異性があります。※第1創業期における精算と、次期への飛翔の両輪を同時に捉えて可視化し、スムーズに切り替える支援に該当します。
事業部単位でのお取引では「人から始まるイノベーション」や組織内/コミュニティ内の関係調和に、バーテンダー的なサービスや個人カウンセリング相談の場数が活かされてファシリテーター役やマンツーマンのカウンセラーとして登用されることも多いです。
これまでのご契約先は
大手上場-製薬会社 / 大手上場-車メーカー技術部 / リラクゼーション・サロン / エステ・サロン / 暦プロジェクト / 出版会社 / 幼稚園経営 / 保育事業 / セラピスト派遣会社 / 人材派遣会社 / エネルギー産業 / IT系企業のスタートアップ / など、
これまでの私塾に来られたクライアント様のご職業は
コーチ / 公立中学校教師 / 事業家 / デザイナー / 音楽家 / 一級建築士 / 歯科医 / 身体施術家 / 錬金術師 / イラストレーター / アートファシリテーター / 鞄作家 / 臨床美術士 / 会社員 / セラピスト / 経営者 / など、
法人、個人事業問わず他多数ございます。
活動の想い.Ⅰ
HARM to HARMONY
「いのち」との調和 — HARM to HAROMONY
「統合」という言葉が現代の一つのKeywordとされてから、随分と時が経過しているように思います。
時代は確実に、その方向性を醸し出しながらも、
いまだに統合とは対義的な「分離/衝突」を繰り返しているようにも観えます。
私自身、学びながら実践を重ね、様々な方の人生にメンターとして関わる中で
ある時、人の悩みの9割は「HARM」(ハーム)の四文字
◆ Health 健康、美容
◆ Ambition 夢、将来、キャリア
◆ Relation 人間関係、結婚、恋人、会社
◆ Money お金
に集約され、それに関して人はずっと悩み続けていることに気づきました。
私は、真剣に、「HARM」を何とか調和した世界
「HARMONY」に変えることができないものだろうかと<Ontology:本体論、存在論>を学ぶ中で
「HARM」を抱える根本問題として
「生命活動の延長線上に、個人活動や法人活動が最適化されていない」のではないか
と、考えるようになったのです。
「生命 - いのち」とは何か
それぞれが今、正解や不正解でわかれる答え合わせの世界から、対話し、響き合い、
語り合いながら、応えあっていくような、時代の新陳代謝が起きているように思います。
私たちは、「生命 = 生きているという感覚」と調和した時に、
安らぎを感じ、喜びを感じ、自然に湧き出るエネルギーに身を任せ、
楽しく生きていくことができているように思います。
本来、生命というのは、そのような
「ただ心地よく、ただ気持ちがよい」
という感覚に包まれているものではないか、と思い
それらの実感に基づいた、個人の生活、法人の活動、社会システムへと
満ち足りた循環へと拡大していくお手伝いができたらと思っています。
現在は「HARM to HARMONY」をメインコンセプトに、
調和のとれた社会に向かうための具体的な方向と手法を提供しています。
を活動の中で確信していただき、具現化していきます。
個人ひとりひとりの満たされた感情と意識が社会全体に浸透していくことで
共に新しい時代を創り出す一人でありたいと思っています。
活動の想い.Ⅱ
この社会に真の3rd-Placeを創る
3rd-Place — 本当の自分に還る場所
「幸せとは何か」哲学する日々
私は、BARという体験を通して、1杯のお酒が持つ不思議な世界を皮切りに、
夜のお店にしかできないこと、バーテンダーにしか言えないことを見続けてきました。
目には観えないけれど、確かに存在する「人の心」を察しながら、
言葉にはならない声に耳を傾け、目にはうつらない気持ちを汲み続けることに
一心に心を傾け続けました。
心に寄り添うために自分ができることは何か。
より聴くためにカウンセリングの資格を取得しました。
傷ついて夜の世界に漂う方に、伝えることができる言葉がないかを
数多の智慧と書物から探りました。
訪れる経営者の方の愚痴を真摯に受け止められるように、
コンサルティングの勉学を重ねました。
迷い彷徨って地図を探す人々にブレないコンパスになれないかと、
占いという世界も勉強してきました。

お酒には美味しいお酒と不味いお酒があります。
でも、本当は「美味しい」とか「不味い」というのは
好みよりも、自分の状態で決まることが多い気がします。
確かに思える「五感」という実感すら
僕らはその時々の気分でうつろうもの。相対的なんです。
BAR時代は目の前のお客様が幸せな気分で帰ってくれることを意識し続けました。
そうすると、「幸せって何だろう」ということを哲学する日々です。
「幸せになるお酒」ってどんなものだろう。
幸せそうに飲むお酒も、隣にいる誰かのおかげかも知れない。
同じ酒を飲んでも、次の機会も幸せとは限らない。
そして、その考えや学びが自分の純粋な気持ちや体験を越えたためか、
いつしか、幸せの定義は成功の定義に結びつき、成功と経済が結びつき、
幸せは焦燥をはらんだ義務へと変わってしまっていました。

光と影 – 二項対立的な矛盾を含んで越える
「目の前のお客様を幸せにしたい」
言葉にすると聞こえがよくても、これは、本当は違うんです。
そして、今度は、「人を幸せにする人を幸せにしたい」と顧客を選ぶお店へ。
当時は一生懸命編み出した思考も、今はその根底に傲慢さをうかがえる気がします。
幸せっていう概念を追い続けると、相対的に「不幸せ」も生んでしまうんですね。
それは片方を追えば片方がより濃くなる光と影のようです。
そして、その影を悪いと決めつけて、避けるようになる。
目の前のお客様が観えなくなり、自分自身も光を追い続けるがゆえに、
究極的には、影と一体化していくような気がしました。
BARを閉じ、心をさらに追い続け、迷い、いろいろな体験を通じて
「これらを越えるにはどうしたらいいか」を探し続けました。
実際に、企業コンサルも行い、占い師としても活動し、心の世界をわかりやすく伝える講師業もしました。
それでも、影は晴れません。

自分の中でわかったこと。
それは、光と影という相対の世界ではなく、それらを含んで超えるという
メタ性-ホロン-次元という概念の理解こそが必要だった、と。
それらの概念は「位相」という世界を背景に、
「3rd」というホロニックな第三の道へと導いてくれました。
ホロンとは、部分であり全体でもある、アーサーケストラー氏の造語です。
そして、そのホロンが重なりあう関係を、ケン・ウィルバーは、
ホラーキーと呼んでいます。単純にホロニックであるという言い方もあります。
細胞が分子を含みながら、そのスケールを矛盾せずに越えていること。
地球が人間を含みながら、そのスケールを拡大し、太陽のまわりを周り続けていること。
原子モデルから、銀河のモデルに至るまで、ホロニックに続く「共通原理」
というものが幾つかあることがわかりました。
専門的なことはわかりませんが、それらの共通性を探っていきながら、
「広く認識する」ことができること、言い換えれば抽象的にものごとを捉える
具体的な方法を見つけることができた気がします。
そして、それらを日常、私たちの生活に活かすとしたら、
それは、二項対立的な矛盾を越えて、それらを含みながら越えていく調和の概念、
「3rd」というフレームに落ち着いていきます。
万物が絶えず流転することを仏教は説き、生物学ではそれを動的平衡と称したように、
生長し、流れ、同じ形でとどまらない一切を、
静的なフレームワークとして落とし込むことは、決して、単純ではありません。
しかしそれでも、その姿の奥底にある「型」や「意味性」を変えることはありません。
それは、位相幾何学的な様相を呈していて、ドーナツとコーヒーカップを同一視する
「トポロジー」という概念に似ています。
水が気体から固体、液体へとその姿-相を変えるように、
私たちは何かしらのトリガーで、次から次へと目には観えないエネルギーを交わしながら
次の相、次の相へと、フェーズシフト―位相の移行を行っています。

本当の自分に還れる場所 — 3rd-Placeを創る
昨今では、職場でも、家庭でもない場所のことを「3rd-Place」と呼んでいます。
3rd-Placeという場を経済価値に重きを置く人はビジネス的に運営しようとします。
「経済評価のための人材育成場」のようになってしまいます。
また、その経済価値を疎み、現実から目をそらせば、
たちまち、そこはただの「現実逃避的な場所」と化してしまうでしょう。
本当は、3rd-Placeは「視点のダイバーシティ」の視座をもち、
多様的であるはずだと思います。
共通して言えることは、どんな場であれ、どんな時であれ、
そこが参加者にとって「本当の自分に還れる場所」であること。
かつて、BARを始めた一番最初のテーマが、
人は、他人の「孤独な魂を救うことができるのか」でした。
孤独を避けている限り、避けた人物が孤独を越えることはない。
孤独に寄り添うことができても、孤独から逃したり、孤独と向き合わせることをしないこと。
それが、バーテンダーのプロのサービスだったと自負しています。
その原点回帰にも似ていますが、その体験も含んで超えること、
3rd-Placeが、職場や経済に寄るものでもなく、生活や家庭や信条(心情)を汲みすぎるものでもなく、
相反する二つの世界の中で、同時にそれらを 取扱い、一緒に眺めること。
それがLien<リアン>がいまできる最高のサービスなのではないかと思います。
Lien<リアン>は、この社会に真の3rd-Placeを創り、多様に広め、
「観る―自身や他者との関係、社会、世界、理の世界、目に見えない世界」と
多層なリアリティを俯瞰できる地図をご提供していきます。
そして、想いに共鳴し、価値を交わしあえる仲間たちをつくり、育て
3rd-Placeを創る人、その場所で一緒に見つめることのできる人、
その場を守ることのできる人たちを育て、社会に還元することで貢献していきます。
